今日の問い
その参考文献、本当にある?
書式が整っていても、確かめてから書く。

考えよう
AIが示した参考文献を、そのままレポートに書く?
- 書く
- 確かめてから
- 書かない
AIは、それらしい文献を示すことがある
生成AIは、ありそうな言葉をつなげて文章を作ります。実在しない本や論文を、正しい書式で示すことがあります。
書式が整っている ≠ 実在する
3確かめる4点
- ① ある?図書館の検索で見つかる
- ② 合ってる?著者・題名・年・発行元
- ③ 支えてる?該当ページを読む
- ④ たどれる?URL・発行元が分かる

AIが示した参考文献(架空)
1 著者A(2021)『高校生の睡眠と生活習慣』みなと書房
2 著者B(2023)「スマートフォン利用時間と睡眠の質の関係」『青葉教育研究』第12巻
3 みどり県教育委員会(2024)『県立高校生活実態調査報告書』――「県内の高校生の平均睡眠時間は5.2時間」
4 著者D(2020)「睡眠不足と学力の関係」https://example.org/sleep-study
5 著者E(2022)『眠りの科学入門』さくら新書
調べた結果(架空)
1 図書の検索:見つかった。著者・書名・出版社は一致。出版年は2019年。
2 論文の検索:雑誌はあるが、第12巻の目次にこの論文がない。
3 県の公式サイト:報告書はある。でも「平均5.2時間」はどこにもない。
4 URLを開く:ページが見つからない。発行元も分からない。
5 図書の検索・図書館:見つかった。書誌事項は一致。第3章に該当する説明。
照らし合わせて判定しよう
- A 確認できた4点すべてOK
- B 一部違う直して使う
- C 確認できない使わない
- D 支えていないその主張には使わない

共有
文献3:報告書は本物。でも…
書きたい「平均5.2時間」は、報告書のどこにある?
文献がある ≠ 主張を支えている

判定の例
1 B 一部違う(直して使う) → 2019年に直して使う
2 C 存在を確認できない → 見つからないので使わない
3 D 存在するが主張を支えていない → 数値は使わない
4 C 存在を確認できない → たどれないので使わない
5 A 確認できた → 使える(第3章を書く)
書き直す
読み手が確かめられる形で書く
著者A(2019)『高校生の睡眠と生活習慣』みなと書房
著者E(2022)『眠りの科学入門』さくら新書(第3章)
参考文献の候補を探すために、生成AI(サービス名)を使用した。入力:「『高校生の睡眠時間とスマートフォンの利用』の参考文献を5つ挙げて」。使用日:2026年10月○日。挙がった5件のうち、図書館で確かめられた2件だけを使った。
振り返り