Lesson 02 / 中学校

AIの誤情報を見抜く調査室

「読みやすい」「自信がある」「詳しい」は、正しさの証明ではありません。検証の手順を、チーム調査で身につけます。

授業時間
50分
人数
3–4人組
端末
班に1台
更新日
2026-07-17

この授業で目指すこと

  • 生成AIの回答がもっともらしい誤情報を含むことを説明できる。
  • 主張を小さく分け、一次資料、発行主体、日付、複数資料で検証できる。
  • 確認できた事実と、推測・未確認を区別して報告できる。
安全な実施:生徒自身の氏名・学校名・位置情報を入力しません。教師が用意した検証用回答を使います。検索結果の要約だけで結論を出さず、参照先を開きます。

事前準備

  • 投影スライド調査シートを用意する。
  • 学校のフィルタリング環境で、文部科学省・気象庁・自治体など検証先候補が開けるか確認する。
  • AIの回答例は授業直前に変えず、教師が答えと根拠を確認した固定例を使う。

50分の進め方

  1. 予想:どちらが正しそう?

    文体の異なる二つの回答を提示。詳しさや断定口調に判断が引かれることを可視化する。

  2. 解説:主張を分解する

    一つの回答を「場所」「日付」「数値」「因果関係」に分ける。全部を一度に検索しない。

  3. 班調査:根拠へたどる

    各班に同じ回答例を配布し、担当する主張を一次資料で検証。URL、発行主体、更新日、確認箇所を記録する。

  4. 相互検証:別班の根拠を見る

    「根拠が主張を直接支えているか」「資料の発行主体は適切か」を付箋で指摘する。

  5. 全体共有:判定をそろえる

    正しい/誤り/確認できない、の三つで判定。確認できないことも重要な結論だと確認する。

  6. 出口チケット

    次にAI回答を使うときの確認手順を三語で記す。

検証の4手順

手順すること避けたい判断
1 分ける文章を検証可能な主張に分ける文章全体の印象で判定
2 探す公的機関・原著・公式統計を探す検索結果の要約だけを見る
3 読む発行主体、日付、条件、該当箇所を読むタイトルだけで一致とする
4 伝える事実・推測・未確認を分け、出典を添える不明を正しい/誤りに押し込む

評価

調査シートの「主張の分解」「根拠の質」「判定の慎重さ」「出典記録」を見取ります。話し方の上手さではなく、検証の過程を評価します。

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根拠と参照資料

利用条件

CC BY-NC 4.0。出典表示のうえ非営利目的で改変できます。教材バージョン:1.0.0。