Lesson 01 / 小学校5・6年

AIは「考えて」答えている?

次に来そうな言葉を選ぶ「ことば予測ゲーム」から、AIの答えを確かめる三つの習慣へ。端末なしでも実施できます。

授業時間
45分
人数
4人組
準備
印刷・筆記具
更新日
2026-07-17

この授業で目指すこと

  • 生成AIは、人のように理解しているとは限らず、学習した傾向から回答を作ることを説明できる。
  • AIの回答には誤りが含まれ得ると知り、出典・日付・別の資料を確かめようとする。
  • 氏名、顔写真、住所などを入力しない理由を自分の言葉で表現する。
授業者へ:児童が生成AIサービスへ直接アクセスする授業ではありません。実際に利用する場合は、学校設置者の方針、サービスの年齢条件、保護者同意、個人情報の取扱いを別途確認してください。

準備するもの

45分の進め方

  1. 導入:AIに心はある?

    挙手で予想を共有。「今日の目的は正解を決めることではなく、答えの作られ方を考えること」と伝える。

  2. 活動1:ことば予測ゲーム

    「遠足の日、空は青くて、みんなは…」の続きを班員が一語ずつ予測。多数決で次の語を選び、文章を伸ばす。同じ文頭でも班ごとに違う文になることを比べる。

  3. ミニ解説:AIも「次」を予測する

    生成AIも、大量のデータから続きやすい言葉を選ぶ。ただし、人の気持ちや事実を必ず理解しているわけではないと説明する。

  4. 活動2:どこを確かめる?

    架空のAI回答「日本で一番高い山は北岳です」を提示。どこが怪しいか、何を使って確かめるかを班で記入する。

  5. 共有:確かめ方を三つに整理

    ①だれが出した情報か、②いつの情報か、③別の資料でも同じか、を板書する。

  6. 振り返り:AIと使う約束

    「AIの答えをそのまま信じず、私は___する」を一文で完成させる。

教師の問いと想定反応

問い想定する反応つなぎ方
班ごとに文が違ったのはなぜ?選びそうな言葉が人によって違った。予測には一つの正解だけがあるとは限らない。
AIが自信満々に間違えたら?信じてしまう/本で調べる。話し方の自然さと、事実の正しさは別。
AIに聞かない方がよいことは?住所、パスワード、友達の秘密。入力内容がどう扱われるか分からない情報は渡さない。

評価の見取り

十分満足:AIの回答に誤りがあり得る理由と、具体的な確認方法を関連付けて説明できる。

おおむね満足:AIの回答をそのまま信じず、別の資料で確かめる必要を説明できる。

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根拠と参照資料

本教材は、文部科学省ガイドラインの「人間中心の生成AI利活用」と「情報活用能力の育成」、児童生徒の発達段階への配慮を授業設計の軸にしています。

利用条件

CC BY-NC 4.0。出典を表示し、非営利目的で改変できます。詳細は利用条件をご覧ください。教材バージョン:1.0.0。